先日の
レッジョ 子どもの表現クラス3〜6歳
は
2回目以降のお子さまがおおかったのもあり、
対話が充実していたなぁと思います。
いくつか対話した中のひとつをシェアします。
スライムづくりのなかで
Jちゃんが
緑色の水がしたたるのを楽しんでいました。
それをみて
「緑色の雨が降ってるみたいね。」
と、対話が始まります。
「緑色の雨が降ってきたらどうする?」
「お外が全部、緑色になるから大変!!」
「信号も見えなくなるから、危ないよ!」
という正当な意見がもちろんでます。
緑色の雨なんて
降るわけない!
降ったら困るし、降らないよ!
そんな気持ちからくるのでしょうか?
ただしいこと、
知ってることを
伝えたい気持ちからくるのでしょうか?
そんななか、
Jちゃんの緑色の雨を
じーっと見ていた隣のYくんは
「信号の緑は見えなくても、
赤さえ見えてたら止まればいいから大丈夫だよ」
と、
緑色の雨に賛成意見を投じました。
合理的なようで
空想的でもあるこの意見に
大人は「なるほどなぁ」と感じます。
そのあと、
自分のイメージの中での緑色の雨を
再現したかったのか
みんなが次の行動にうつっても
自分は緑色の水をつくって
スポイトで
ポツ、ポツ、 と
紙のいろんな場所に
緑色の雨をふらせていました。
そうやって出来上がった絵? は
こんな感じで
これだけ見ても
「なにをかいたんだろう?」
「上手…というには、難しいなぁ。」
と感じる作品かもしれませんが、
彼がこの 実験 で得た経験は
とても意味のあることだというのは
先ほどのストーリーから想像していただけるでしょうか?
こんなふうに
ファンタジーな彼なので、
最後に総まとめで
先生が
「じゃあ、私たちの世界に降る雨は、
何色なの?」
という質問に
みんなが「透明!」と言う中で
「緑色!!」
をやめませんでした。
なかには
「水色」とこたえる子もいました。
みんなの心の中では
雨は何色でしょうか?
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